XBRLとは

 XBRLをひと言で説明すると、データを電子的に記述するルール(データフォーマット)の一つです。

 主に各種財務報告用の情報をデータとして記述する際に適用され、その分野ではデファクトスタンダードになっています。日本においても、税務申告(eTax)、有価証券報告書(EDINET)、決算短信(TDnet)においてXBRLが採用されています。特にEDINETでは、所管の金融庁企業開示課というところが大いに力を入れていて、2013年~2014年に適用範囲が一気に拡大、現在ではEDINETを通じて提出・開示されるほとんどの文書がXBRLで作成されています。

 各種財務報告用の情報をデータとしてXBRLで記述することで、情報の2次利用が容易になります。従来の報告書(PDF形式やHTML形式)では、人間が目で見てデータを取り出す作業が必要でした。XBRLでは、データをダイレクトにコンピュータで処理できるため、より安価に、より早く、より正確に財務情報を流通・利用できるようになります。

 XBRLで作成されるデータの特長は、説明書付のデータである、ということです。

 CSVやJSONといったほかの一般的なデータフォーマットでは、データは単にデータです。データの項目定義は「データ定義書」のような書類が別途提供されるのが普通です。例えば、同じ種類のCSVデータなのにカラム数が違う、とか、カラムの順番が違う、ということはありません。

 XBRLでは、データの項目定義やその他の付加情報が記述された説明書がデータについてきます。説明”書”といっても、CSVやJSONの「データ定義書」とは異なり、コンピュータが解釈可能なものです。この説明書がついてくることにより、個々のデータに項目を追加されていたり、項目の順番が違っていても、コンピュータは説明書を解釈してデータを正しく処理することができるのです。

(2015/6/18 改訂)

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