コンテキストを決める

インスタンスファイルから要素を指定してファクトを取り出すと、複数のファクトが出てきます。これらは同じ要素のコンテキスト違いのファクトです。ファクトは、要素名とコンテキストでユニークになっています。
 コンテキストとは、日本語で文脈という意味です。XBRLでは、そのファクトがどのような文脈(事業体・報告期間・シナリオ)に属するのかを示しています。
EDINETで開示されるXBRLデータでは、ガイドラインによってコンテキストの命名ルールが決められています。

EDINETのコンテキスト命名ルール

引用元:報告書インスタンス作成ガイドライン

コンテキストID:{相対期間又は時点}{期間又は時点}((_{メンバーの要素名})×n)(_{連番3 桁})

相対期間又は時点

設定値 説明
CurrentYear 当年度
Interim 中間期
Prior1Year 前年度
Prior1Interim 前中間期
Prior2Year 前々年度
Prior2Interim 前々中間期
Prior{数値}Year {数値}年度前
Prior{数値}Interim {数値}年度前中間期
CurrentYTD 当四半期累計期間
CurrentQuarter 当四半期会計期間
Prior{数値}YTD {数値}年度前同四半期累計期間
Prior{数値}Quarter {数値}年度前同四半期会計期間
FilingDate 提出日
RecordDate 議決権行使の基準日
RecentDate 最近日

期間又は時点

設定値 説明
Instant 時点
Duration 期間

ファクトが期間のコンテキストに属するか、時点のコンテキストに属するかは、要素のperiodType属性によって決まります。基本的には、BS科目(資産・負債・資本に属する勘定科目の要素)はある時点の状態を表す概念なので、時点コンテキストに属し、PL科目(収益・費用に属する勘定科目の要素)はある期間の成績を表す概念なので、期間コンテキストに属します。

例えば、流動比率の計算のときの「CurrentYearInstant」は、その有価証券報告書の『当年度・連結・時点』、「Prior1YearInstant」は、『前年度・連結・時点』を表すコンテキストです。CurrentAssetsやCurrentLiabilitiesが時点コンテキストに属すため、これらのコンテキストのファクトを抜き出しています。
コンテキスト


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